k10tokima’s blog

日々の健忘録。創作とか料理とか人権とか独り言とかライフハックとか、忘れないための引き出し。頭に溢れる文字起こし。

自分を客観視、難しくない?の回(ASD傾向ヒューマン)

歯痛のために4日間ほどごんちゃん🦊お泊り会です♡ハッピー!!
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しかし歯は痛い。ロキソニンの効き始めと効果切れが明確にわかる。すごい。歯軋りやば。両奥歯欠けてるのでなんかもうつら!!!アハハ!!!

 

 

それとは別に、このエントリーはASDあるあるかもしれない、最近の気付きをメモしておきます。

自分は福祉サービスが必要なASDの方とかなり接する機会があったんだけど、いわゆるIQは平均値でそこそこ社会に馴染めるがしんどいグレーゾーンにいるなか、色々とASDフレンズと話していて理解したことも多いな〜と思います。

 

某所にも書いたんだけど流れるし忘れそうだからここに残しとこ。

 

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心理検査ASD傾向と診断されて1年、最近理解したんですが、ASDあるあるとしてよくある「共感性のなさ」、これって割と他人に対してよりも自分自身に発生する人もいますよね…

自分がそれだな〜と思ったので共有します。あまり文献などでも見ないので…

 

自分ごとだと客観視しにくいのがコレなんじゃないかと思っていて、昔から第三者に「客観的に見て私の状況はどう感じるか」と質問しまくってたました。


特に2年前あたりの家を出る頃はTwitterで客観的に見てコレどうなのと質問をしたら何人もが「それときまさん早く家出た方がいいよ!」とDMくれたり背中を押してくれたりしてくれました…!そんなにヤバいです!???!ってなったんだけど、確かに他人だったらそう言うわなとやっと客観視できたんだよなぁ。

あの時リプやDMくださったみなさん、本当にありがとうございます!!!!

 

 

 

仕事の搾取に関しても搾取だと理解するには他人からの視点が必要だったし(決定打は年末に話した友達の「それ休んでる人の話じゃないし、早く逃げて幸せになってほしい」という言葉だった)、元付き合ってた人から性暴力を受けたという自覚も数年かかったり。

 

 

 

 

あとASDADHDは困りごとは近くても脳における発生状態が違うので薬が効く効かないとかあるんですが(故にASDのみの人にはコンサータとかは出されません)。

困りごと自体は似てるからライフハックは一緒にされてることは多いな〜と感じます。


自分は長年ADHDだと思っていたけどASD傾向(と多分ディスカリキュア)で、困りごとを抱えた人の支援をしながら自分のライフハックを積み重ねたみたいな部分があるようでした。

 

でも福祉サービスが必要な方が多かったからグレーゾーンの自分は辿り着けなかったんだな〜とか。これらも家族に話したところ、客観的に指摘されて気づいたという結果です。

 

 

 

よく私の特性を話す時に例えるのが、白い大きなタンスがあって、細かい引き出しがたくさんあるんですって話。

ただそこは何も入っていなくて、私がそこに何かを自主的にしまえることはあんまりなかったりする。

叱られが発生したら「〇〇は言わん方がいい」とそこにしまったり、褒められたりしたら「これは良いパターンだった」と引き出しに経験をしまって埋めていく。

恥ずかしながら30歳頃までスッカスカで(自我の芽生えがおそかったんだよ…)、他人からの知識に頼って入れていたものが多かったなぁと。

最近は自主的に色々と入れることが増えてきたけど、それは単に生きてる上で経験が増えてきたからかもしれない。

だけどようやく。だいぶ埋まってきた気がする。

私が少しでも人間らしく見えているとしたら、そこそこ大変な時間がかかった努力の成果、という感じですね。

 

休職して年始から始めたPC教室でも「なるほどー!」「excelお前、すっげぇんだな!!」みたいな新鮮な学びがあって、どんどん引き出しが埋まっていくのが面白いです。

 

 

 

 

 

ただこういう自分の傾向が掴めたら他人に頼りやすくなり、自分の状態を捉えやすくなったので、非定型発達フレンズに何か役立てたらいいなと思いました(抽象的すぎて伝わらなかったらすみません)

 

 

ということで今後も第三者に頼りまくろうと思いました!!みなさんもどんどん頼ってこ!!!♡♡♡

 

 

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具体的には自分は短期記憶で嫌な記憶はフラッシュバックすることもあるけど消去しがちなこともあり、それは悪くも良くもあるなぁと感じてます。

 

こういう話をしたフォロワーさんは長期記憶で記憶が貼り付いてしまって常に背後にあり、フラッシュバックもつい最近のような感覚で常に思い出してしまうと。

それは長所でもあるけど、つらさとしては大変につらいですよね…

 

 

私には知り合いにとても近しい特性をもつBさんという典型的なASDの方が居て、とても記憶力が良いが故にしょっちゅう辛い想いをフラッシュバックしてしまい、周りの人にどうすれば良いかしつこく聞いてしまって困られてしまう…という困りごとがあり。

そういう方の場合は多分記憶を掘り出す作業は果てしなくしんどいのであまり向かないだろうなぁと思っていて(他の人がそれでパニックを引き起こしてしまった)、じゃあどうするかって、うまく逸らしていくのが妥協策かなと。

 

もっと大変な方だとヒートアップしてる際やパニック発作が起きたら頓服やクールダウンの方法を見つけ出すのも大切だったりするんですが、そういう安心できるものや場所や行動を見つけるって、グレーゾーンだと客観視が難しいからなかなかね〜!難しいかもね〜!

 

で、まだその方法を見いだせていないBさんに静かな部屋で「あなたの記憶力がいいのは長所なんですよ、私はとても尊敬してます。それでも嫌なことを思い出すのはつらいですよね。だけど楽しい記憶を引っ張り出して、つらい状況から抜け出すことも出来ると思うんですよね」

と、芋掘りの画像を見せました。

こういうの描いて。

見せた瞬間めっちゃ笑ってました。わかる。雑やもんな。
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「芋づる式ってわかります?1個思い出すとズルズルいっぱいお芋が出てきますよね。芋掘りとか学校でやりませんでした?」

と聞いたらめっちゃツボってました。一緒に笑ってしまうよね!

「だから辛い記憶を芋づる式にズルズル全部引っこ抜く前に、途中で切っちゃえば良いんですよ。で、他の楽しい記憶を芋づる式に引っ張ることにしちゃうんですよ。なんとなくわかります?」

「わかります、芋づる式、んフッ!」

とめっちゃツボってました。

「あとブチッ!と途中から切って、他の畑に行っちゃうのもいいですね!」

「あはっ、ブチッてね!」

抽象的な説明かなと思ったけど、私達には確かに畑が見えてましたね。ミミズのいる土臭い芋掘り畑が。

 

 

 

Bさんは本人やご家族や周りが感じているよりも私にはとても聡明に思えるので、面白い方法で気持ちの切り替えの提案をしたんですけど、それがまぁ良かったみたい。

「ときまさん、あのさー…あ、芋づる式だよね、んフッ!」

「んッフ、なんですか?芋づる式で面白いこと思い出しました?」

「こないだこんなことがあってね…」

…と、多分はじめは嫌な思い出を話そうとしたんでしょうけども、途中から私とのやり取りを思い出して芋づる式に面白い話に切り替えることが出来ていたんですね。すごいねぇ。

 

他の人にはコミュニケーションの方法の1つとして嫌な記憶の消し方を聞くようになっていったので、まぁ本人なりにだんだん切り替えが出来るようになったんでしょうね。

 

 

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似たような形でもうだいーぶ昔ですが、知的障害者入所施設に勤めていたことがあります。記憶が鮮明で利用者さんも大好きだったのと、今よりも人権意識にアツい先輩たちがいたのですごく良い経験になりました。

 

その中にかなり支援が困難だったASDのCさんという方がいらして、他の施設の人を招いてカンファレンスがあったのがとても覚えています。

 

ちょっとの変化にセンシティブで、「怒られた」と勘違いしてしまうことも多く、そのフラストレーションを他人に他害という形で発散してしまうので、腫れ物を扱うような感じになってしまっていませんか?と問われて皆ではっと反省したんですね。

 

 

 

同じ言葉を繰り返し言ってもらうコミュニケーションを好むからしつこいと怒られがちだったりするので、あえて夜に15分ほどその人だけと関わる時間を、リミット付きで作って話を聞いてみてはどうでしょうという提案でした。

これがすこぶる最高だったんですよ。大改革。

 

私達がその後やったのは

●楽しい時間を決める(ご褒美タイムみたいな)

●安心できる空間、信頼関係を結ぶ

●にこにことした雰囲気を作る

●ありがとうございます、と言い合える関わりを増やす

っていうことで、これは多分自分の中でも常にやってることだなぁと今思いました。

たぶんこれは誰にでもいいと思うよ。メモメモ〜!

 

 

Cさんはだんだんその支援員とのマンツーマンの時間が楽しみになって、ずっと話していた15分間も、だんだんただお互いにニコニコしてンフフ♡と一緒に過ごす穏やか〜な時間になっていきました。

 

色々とお手伝いをお願いしてみてお礼を言っているうちに嬉しい関わりが増え、私がゴキブリにギェーーーっと叫んでいると「はいっ、はいっ!」と箒をもって倒してくれたりしました。あまりに心強くて心からお礼を言ったのが胸を打ったのか、虫が!!!と誰かが叫ぶと「はいはい〜っ!!」と走っていって即倒してくれるという、超頼もしい存在になってゆきました。

 

カンファレンスから半年くらいでとても穏やかな方になっていて、2年後くらいに私が転職する頃にはとてもニコニコと穏やかな方になって、転職してから2年後くらいにお会いしたら私をちゃんと覚えてくれていて、一緒に歌ったしょーもない替え歌をダンスしながら歌って再現してくれたりと、とても素敵な思い出になりました。入れ替わりで入った支援員からは「えっあの人そんなに怖い感じだったんですか!?」と驚かれる程でした。

 

 

 

 

他のSさんというASDの方も私と目が合う度にユアン・マクレガームーラン・ルージュの特典のダンス(両手のピースを眼の前でクロスさせてゆっくり開いていく)のをやっていたら、「ときまさん!ときまさん!(ピースピース!)」とそれをやって!と行ってこられたりとか。

 

 

GさんというASDの方とは独り言をお互いに会話のように言いながらふたりきりで支援としてディズニーランドにいくなど、今でも鮮明に楽しかった記憶として覚えています。

 

いろんな方法があって、人それぞれに合うやり方や理解の方法があると知って、私自身もとてもエンパワメントされて学びになったんですよね。

 

 

Gさんは時々アニメ声で台詞らしきものを突然叫んだりするんですが、あれって頭の中の想像が口から漏れ出しちゃってるんだろうなと感じてました。「ボリューム下げてもらっていいですか」と言えば「わかりました」と小さくモゴモゴ口の中でやってくれる。

 

ディズニーランドの話はほんと面白かったので誰かに聞いてもらいたいな〜!また行きたいとずっと思ってるけど、だいぶ福祉支援も変わったからねぇ。知り合いも全然いないしかなり雰囲気も違うだろうから10年近く行ってないんだ。

 

施設長とも文書の入った茶封筒でバトルしたり「若いのになかなかやるねー!」と、なんか認めてもらったり、小論文(!?)で最高点を貰って図書券もらったりしたんだよなぁ。図書券は家族にあげちゃったけど。

そんな施設長はもう亡き方で、その頃交流のあった別法人の別施設の熱い施設長も亡くなってしまったし、この16年くらいで福祉施設の環境はかなり変わってしまったと思います。

7/26の相模原の津久井やまゆり園は当時に研修で何度か行ったこともあり、その頃は色々とアツいなと思ってましたけど、6年前までの間にだいぶ法律も変わったし人の入れ替えもあったし、私の知る福祉業界ではなくなっているのでしょう。

あのジェノサイドは本当にショックだし、しょっちゅう考えては内部告発とかの記事も読んだりしています。自分の記憶と知らない部分を別に考えないといけないなと、ここ数年は感じています。

 

 

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話がそれちゃった。

 

 

 

まぁASD傾向の話に戻すと、私のみかんさん🦊とごんちゃん🦊と自分の3人の会話は、まさにGさんのような感じなんですよね。

演じ分けてるんじゃなくて、思考が声と共にそれぞれ存在してるから、スラスラと会話になっているのが自分でも不思議。

自分の声は嫌いだったんだけども、動画は自然すぎて他人の会話を見てるようでしょっちゅう見てます。面白いよねぇ。

 

 

ASDフレンズのフォロワーさんにも「なりきりとも違って、人格?みかんさん🦊やごんちゃん🦊が、いるんですよね!!」

「そうそう!!!でも解離性同一性障害ではないわけで」

「いやーーでもこれ感覚がわからない人いるでしょうねー!!!」

とわかるわかる話で盛り上がりました。

 

 

 

私には昔おしゃべりちゃんという🐰のぬいぐるみがいたんですが、最近になって捉え方の違いを知りました。

「よく喋るうさちゃんだからおしゃべりちゃん」

だったのに、家族は

「あんたが、よくしゃべってる相手だからおしゃべりちゃんだったんでしょ?」と言われて、

「違うよ!よく喋るぬいぐるみさんだから、おしゃべりちゃんって名前にしたの!私はうなずいてるだけだったと思うよ」

「たしかに、あんたは喋ってなかったな…」

 

なんなんでしょうね。世界がそこにあるんだよ。

昔に教員から「あなたにぜひ読んでほしい」と貸してもらった「自閉症だったわたしへ」という本にも、「大きなきらめくシャボン玉のような光がキラキラしていて、その中を駆け回るのが好きだった」というような描写がとても忘れられなくて、なんかそう…そういう感じなんすよたぶん…

 

言語化むずかしー!!

 

妄想ともちがう、勝手にみかんさん🦊の言葉がみかんさん🦊から出てくるのね。たぶんそういう感覚があるひとはいると思う。

 

最近は家族もみかんさん🦊やごんちゃん🦊のお顔を見て話してくれるようになったし、ぬいぐるみさんととてもいい関係になってるんじゃないかね。いいことだよ。

 


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あと前半に書いた落ち着く場所や行動ををみつけよう、という話。

 

フォロワーさんの「落ち着いて座れる椅子が頭に存在している」というのがすごく素敵で。

 

私はたぶん…一人の時間、こうやって文字に言語化させることが落ち着く手段と場所になっている。

 

アウトプットもインプットも人それぞれで、話すことでまとまる人もいれば、話すより書き出すほうがまとまる私みたいなタイプがいる。

 

散歩して身体を動かしている方が考えがまとまる人もいれば、私のように風呂か布団に入って動かずにポチポチと文字を打ち込む人もいる、

 

 

 

適材適所というか、色んな人のライフハックを知っていくと、自分の傾向が見えてくるだろうし、合うものを使っていけたらいいよね。

 

 

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ジェンダー関連でいわゆるマイノリティにいる人達は恐らく追求する性質があるから、自分について色々と研究するかのように調べていって、マイノリティ性に辿り着くのではないかとどこかで聞いたことがあるんですよね。誰だったかなぁ。

 

でも本当にそうなんじゃないかなと思っていて、LGBTQIA+フレンズはいわゆる非定型発達フレンズもかなり多いし、二次障害とも言えるように様々な困難も抱えてる方が非常に多い気がする。

 

本来我々は繊細で興味には研究熱心で、過集中もあるし他人の感情にはセンシティブだったりする。

共感覚の人も多いよね。私は割と刺激が強すぎるのでなるべく浴びる刺激は少なめに過ごすようにしてます。

 

どちらかというとマジョリティ、いわゆる定型発達こそが鈍い部分があり、想像力が乏しく、無個性だなぁと思うこともあるわけですね。

貶めるわけじゃあないんですが、もう少し学ぼうとしてもいいんじゃないの?と思うことが社会で辛いニュースとしてよく飛び込んでくる最近だなぁと思います。

 

私は私の生き方や特性がとても好きだし誇らしいし、よく色々としんどいのに企画したり楽しく過ごそうとしていて超えらいなぁと思います。

それもまあせっかくの経験と知識を困ってる人の役になれたら、「この知識と経験と資格のせいで…ッ!」と搾取されて悔しくなっていた憎悪も昇華出来るってもんなんですよね。

 

 

 

ありがたくもよく相談してもらうことも多いんですが、たいていは話をきいてちょっと提案してご本人が気付けるような具体例を出したりとか、社会資源含む行政サービスや医療に案内するのが多いんだよね。

私はカウンセラーの心理士の資格は持ってないので、一般人に出来ること、行政や医療や社会資源に繋げることしかしてないんですね。

 

でも他人に頼りまくって生きてきたので、頼られることはお互い様だと思うし、もちろん公助前提で生きてきましょうね♡って思っています。公助!!!公助!!!!

 

 

なんかまとめたくなったんでかけてよかったです。寝よ寝よ。